あなたの「大切にしたいもの」を取り戻し、心に強くしなやかな軸を通すコーチング【三丞コーチインタビュー】

3人の男の子を育てながら自分の新しいキャリアに踏み出された三丞コーチは、決して特別な人ではなく、皆様と同じ、自分の人生や子育てに悩む等身大の女性でした。
コーチングを学び自分を見つめて変化することで、三丞コーチの人生がどのように変わったのか、当時を振り返ってお話しいただいた本インタビュー。

今まさに生活に不安や息苦しさを感じている方や、忙しさの中で自分らしさを見失いそうな方がきっと共感して前を向ける、温かいコーチの思いをお届けします。

三丞コーチにコーチングとの出会いや自分軸を見つけたクライアントのお話を聞きました。

1:コーチングとの出会い

はじめに、コーチングを知って取り組んでみようと考えられたきっかけを教えてください。

塾の講師をしていた時に、コーチングのスキルやノウハウが生徒指導にすごく役立つのではないかと考えたのがきっかけです。
元々授業では一方的ではなく対話型にするように意識していました。たとえばなるべく質問を多くすることで生徒自らが考えるように促したり、生徒が自分なりに説明ができるようになることを理解度の目安にしたりというやり方です。そうすることで授業全体が活発になり、学習に主体的に臨めるようになります。この授業の進め方というのはコーチングの理論と通じるところが多く、コーチングを学ぶことでより良い指導ができると考えました。

子どもが主体的に勉強に取り組むというのは、保護者にとっては成績以上に成長を願う部分だと思います。コーチングを取り入れてくれる塾や先生というのは素敵ですね。

ありがとうございます。とにかく元気が良いクラスというのが私の売りでした。個人的な事柄について相談しに来てくれる生徒も複数いました。対話を通して、「この先生は自分の話をちゃんと聞いてくれる」と感じてもらうことで、安心してもらえる部分もあったのかもしれません。

仕事の中に取り入れるという段階から、1対1のプロコーチとしての仕事をしようと思われたのはどのような経緯がありましたか。

実は私は、2回コーチングを学んでいるんです。最初はスタンダードな一般的なコーチングを学びました。その後、自分自身が子育てに悩んだ際に、もう一度学びなおしたいなと考えて取り組んだのが「ペアレンツコーチング」です。今の自分の仕事が子育ての悩みに特化しているわけではありませんが、知識・ノウハウとしては2種類のコーチングを学びました。

ペアレンツコーチングでは、強みという視点をすごく大事にしています。学んで特に大切だと思ったことは、相手(子供)に対して実践する前に、まずは自分の強みが何かを知り、腹落ちさせ、それを磨き、自分から主体的に変わっていくということです。一般のコーチングでもそうですが、まず自分から変わっていくということが基本になりますから。
そして、自分の才能を意識的に使い、発揮できているか、主体的に生きているかというところを棚卸ししていくことで、自分の変化を実感しました。
すると、家族との関係も改善し、苦しい中ただこなしていた日常に喜びの時間がとても増え、充実したものへと変化していきました。コーチングってやっぱり素晴らしいものなんだと強く感じ、この技術を使って人の役に立ちたいという思いも一層強くなりました。そうして、今ではコーチのお仕事をさせていただいています。

コーチングに関して真摯に答えてくれる三丞コーチの様子

ペアレンツコーチングで学んだことをご自身やお子さんに対して使われた際、どのような変化がありましたか。

恥ずかしながら、この学びを始めるまでは、我が子は生徒とは違いどうしても距離感が難しく、関係性が良かったとは言えない状態でした。「あれはやったの?」と疑って指示をするような干渉の仕方が多くなりがちでしたし、できてないところにばかりついつい目が行ってしまっていたんです。
しかし、コーチングを学んでから、できるところに目を向けられるようになりました。子どもに一方的に言いがちだった場面も、自ら言ってくれるまで待ち、言ってくれたことを受け止めてから向き合うことを意識することによって、親子関係がかなり改善されました。

それこそ悩みのピークだった長男が小学校高学年の反抗期のときには、たびたび大喧嘩をして、ついには死にたいとまで言わせてしまったことがあったんです。それが今では私が仕事をしているとお茶を運んでくれたり、仕事で遅くなった時は代わりにご飯を作ってくれたり、弟たちに「今はこっち来ちゃダメだよ」と言いながらフォローしてくれたり、以前はちょっとしたことで喧嘩になりがちだったところも、円満に応援しあえる関係になれているなと思います。
この経験を通して、やはりまず自分が変わることが大切だと再認識しました。他人を変えようとしても、その行為には意味がないというか、自分が変わることで初めて周りに変化を起こすことができるということを体感できました。

その経験を次は一般の方に届けたいと考えられたのは先ほどの「人の役に立ちたい」という思いからでしょうか。

そうですね。元々人のお話を聞くのが好きだという自覚はあったのですが、自分の強みを知ったことで、私には「成長促進」という資質が上位にあることを知りました。相手の長所を見つけ、成長に繋げる力です。本人も気付いていないような良いところをみつけ、本人がより納得しやすい形でお伝えすることが得意なんだ!と、これまで漠然と認識していた感触を言語化できました。実際に私が気付いた相手の魅力をお伝えすると、とても喜んでいただき、やる気アップにも繋がりましたというお声をいただきます。私が得意なこと・好きなことで、目の前の誰かの役に立てることがあるならそれをお仕事にしたいと思い、コーチとしての活動をするようになりました。

自分の成長や得意・強みは自分ではわからないという人は結構多いです。それをきちんとコーチングを学んだ人間の視点から伝えることで、自信を持ってもらえればうれしいです。

2:自分の軸を見つめ、人生のバランスを整える

セッションを受けるのは、どのような層のお客様が多いですか。

お仕事もしている兼業主婦の方が多い傾向があります。もちろん男性や、専業主婦の方からもご相談をいただいておりますが、家庭とのバランスを含めた仕事の悩みや、単純に今仕事でちょっとやる気が出なくなって…というようなモチベーションを維持に関する相談をお受けすることが多いです。
詳細はおひとりおひとり異なりますが、今の生活に課題を抱えている状態でお越しになられる方が多いです。

その中で、印象的だったお客様はいらっしゃいますか。

フリーランスの女性で、SNSでの発信ノウハウを教えたり、VTuberが使うアバターの作成や運営指導をお仕事にされている方でした。
当初私とのセッションに求めてくださったのが、「やる気のアップダウンが激しいため、気持ちを整えるようなコーチング」でした。その時々の心の整い度合いなどを伺って、心に引っかかっていることやエネルギーを落としている原因を一緒に探りながら、その原因と向き合うような内容のセッションを実施しました。

セッションを進める中で、最初は一度マイナスの状態になってしまったら切り替えに時間がかかってしまっていたのを、 2週間サイクルのセッションを通してリズムを整えることによって、無駄に停滞してしまう時間が減ったとおっしゃっていただけました。また、今もセッションを続けているのですが、現在は「自分の本当にやりたいことが何なのか」を見つめる段階に来ており、本来のやりたいことに立ち返ることで、これがやりたいのだという軸が見つかってきました。悩む時間が減り、真にやりたいことに向き合う時間が1日の中で増えてきたのだと思います。
今では私がやっているサロンにも興味を持ってくださって、その運営を手伝いたいともおっしゃってくださるぐらい信頼を寄せていただいており、そういう意味でも印象的で、とても嬉しい出会いとなったクライアント様です。

三丞コーチのセッションの傾向やご相談の多い分野についてうかがえますか。

仕事と家庭の両立や、生活のバランスのとり方、子育てや人間関係の悩みをお持ちの方が多い傾向です。皆さん、生活や仕事で何か引っかかってかかることがあってお話をしていくのですが、やはり「本当にやりたいことが何なのか」という自分の軸の部分に帰結していきます。様々な問題が起きるのも、自分の軸にブレが生じているからなのだということにだんだんと気付いていかれます。
最終的には自分がこの人生において何を大事にしたいのか、自分が得意なこと・好きなことが何なのかを掘り下げていくことによって、この人生における自分の軸について見つめ直していくようなお話になるケースが多いですね。

セッションの頻度や期間はどのくらいですか。

これも人によって様々ですが、長い方では半年ほど継続してくださっています。頻度は隔週が最も多いです。そのぐらいのペースが成果も出やすいので、私からもおすすめしています。オンラインでのセッションで、隔週ペースを3ヶ月継続という方がボリュームゾーンになりますね。

和やかにインタビューが進みました。

3:今後の展望

今後のコーチ活動の展望や目標を教えてください。

先ほど少し触れたのですが、現在、コーチ仲間とサロン運営もし始めています。
ある程度軸が見つかってその先に進まれた方達が、軸がぶれていないかを振り返り共有することでモチベーションに換え、修正しながら夢や目標に進んでいけるように、といったことを目標に作ったサロンです。今後は、コーチングのセッションを卒業された方のご利用の流れをもっと拡大させ、充実させていきたいと思っています。

サロンでは、コーチングのノウハウの他、私が天体の動きに興味があるので、ホロスコープの要素も取り入れています。
たとえば、新月の日は農業においても「苗を植える」のにすごく良いタイミングなのですが、目標達成した状態(願い事)を思い描いてそこに向けて行動をスタートするのに適したタイミングでもあります。
逆に、満月はそれまでに植えた苗が豊かに実り作物が美味しくなる収穫のタイミングです。目標や願い事が実現し成果を受け取るタイミングで、それまでの行動の振り返りをして軌道修正をし、次の新たな種まきに向けて、余計なものは捨て、整え準備していく。それがこの時期の理想の作業になります。
そこで、サロンでは新月のリズムにあわせて目標設定をしてもらっています。2週間後の満月の時には、それまでを振り返ってみてどうだったのかを検証する。そして次の新月に向けて、いらないものは何だったかというのを見つめてもらい軌道修正をする時間とる。それらを1か月の中で2週間タームで行っています。

卒業生の方がどんどん増えると、目標を加速させていく人たちも増えて、集まっていく形ですね。そういう姿を応援できるのは嬉しいですね。

はい、すごく励みになりますし、皆さん素晴らしくて、私自身たくさんの刺激をいただくことができています。
マヤ暦やホロスコープなど天体の動きを見ることは私の趣味でもありますし、形の違うストレングスファインダーとしてその人の本来持つ強みを知ることも好きです。相手の輝く種をみつけることが、趣味でもあり仕事でもあるので、楽しみながらやりがいを感じて取り組めています。

最後にお客様や、今後コーチングの受講を検討しておられる方に向けて、メッセージをお願いいたします。

今、どこに向かって行けばいいんだろう…とトンネルの中にいるように悩み苦しんでいる方でも、コーチングなどでこれまでとは異なる視点が持てれば突破口が見つかると私は信じています。
私自身、コーチングを体感したことで、人生の見方が変わって、前向きに過ごすことができるようになりました。今悩まれている方も、自分が変わっていくことで、いくらでもこれからの人生を変えることはできると思っています。
今ちょうど苦しいところにぶつかっていらっしゃる方も、
コーチングを機に、人生を自分の力でより良くしていく。そのお手伝いさせていただきたいと思いますので、ぜひ、悩まれている方こそ、お気軽にお声かけいただけたら嬉しいです。

三丞コーチの一番の魅力は親身になる姿勢。ご自身がつらい時期を経て、コーチングの視点によって自分の力で立ち上がられた経験があるからこそ、行き詰っているクライアントの皆様の心に寄り添い、希望の光が見えるところまで一緒に並走してくださる心強いコーチです。

誰にでも心のバランスが乱れる時期というものは訪れるもの。そんなときに一呼吸ついて、自分の本当に大切にしたいものとしっかりと向き合う。視界が晴れていくようなコーチングセッションをぜひ多くの方に体験していただきたいです。

この記事のコーチ

三丞 一加

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