心の変化から生まれる、新しい自分【さくらコーチインタビュー】

「潜在意識を変える」「引き寄せの法則」はスピリチュアルな謳い文句ではなく、コーチングと心理学の深い知識と理解、実践から「丁寧に自分自身を見つめる」ことで得られる変化です。

さくらあくり先生は、プライベートセッションの他、コーチングのオンラインスクールCRS・コーチ養成講座でスクール講師を務めておられます。潜在意識を変えるとはどういうことか、心理学とコーチングの融合とは?さくら先生オリジナルのセッションについて、お話しいただきました。

さくらあくりコーチにインタビューしました

1:個人コーチとスクールの様子

個人のセッションもされながら、スクールの校長先生としてもご活躍されているさくら先生。お仕事のご様子を教えてください。

プライベートセッションでは、この7年でお試し無料体験も含めて1000人以上の方とお話しをしてきました。ビジネス的なサポートに限らず、認知行動療法をはじめとした心理学の考え方やメカニズムを取り入れたコーチングをお届けしています。

より多くの方にコーチングに触れていただけるようにと思いスクールを開業してからは現在で丸4年。卒業生は100人近くになりました。講座は全部で40時間で、Zoomでリアルタイムに受講していただけます。
各期・各グループ10~15名ほどのグループで互いに学び合いながら、それぞれの目標達成を目指していきます。老若男女問わず、全国からご参加いただいております。

コーチングとカウンセリングをプロのレベルまで学べる講座になっており、心理学、特に交流分析については本格的に1から10までやってもらいます。
「潜在意識を書き換える」というと、なんとなくスピリチュアルなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、言語化できるロジック、たとえば認知行動療法などで、自分たちの中にある深層心理のメンタルブロックを取り外していきます。
そうして自分の深層心理に自覚を持つところから始めて、その先にはそれを他人にも提供できるようになるところまで学んで卒業していかれます。

スクールのメンバーの多くは個人セッションも受講しておられるので、私の仕事の比重としては個人セッションの方が全体量としては多いですが、どちらもとても楽しくやらせてもらっていて、朝起きるたびに今日は〇〇さんとお話しする日だなと気持ちが入りますね。

講座を受けられる方はどういう方が多いのでしょうか。

3パターンいらっしゃいます。
1つは、コーチとして独立起業したい人。
もう1つは占いなどのすでに持っている自分のスキルに、コーチングと心理学のスキルを組み合わせてオリジナルな新しいサービスや講座を作りたいと思っている方。
そしてもう1つが、自分自身の自己肯定感を高めたいという方です。
 
学んだあとは自分の生活の中に活かしていかれるわけですから、たとえば学校や塾の先生などは生徒さんとの関わりの中で話の引き出しにしたり、コーチングの実践をしたり。占いの中に深層心理を組み合わせて独立開業される方もおられますね。他にも職業は本当にいろいろで、子育てに活かしていくママもいるし、サラリーマンもいらっしゃいます。性別も年代も違うけれど、同期メンバーですごく仲良くなって、今でも月1で集まってZoomでコーチングをしている方もおられますね。その期によってのカラーがあって、素敵だなと思っています。

コーチングスクールには性別、年齢、職業問わず様々な方がいらっしゃるそうです。

2:成長の瞬間のエネルギーは美しい。

個人セッションの方で、印象に残っているクライアントさんはおられますか。

今もセッションを受けて下さっている方で、もう3年のお付き合いになる方がいます。
初めて無料体験を受けてくださった当時は市営住宅に住むシングルマザーで、新しい生活を前に、これからどうしていけばいいのか?と悩みを抱えてご相談をいただきました。
本格的にセッションをはじめて、その方は保険会社に就職され、年収目標を決めて1年で達成。その後、同業の1000万プレイヤーが揃うような会社へのキャリアアップを目指して転職に挑み、5回目の挑戦で目指していた会社への転職を決められ、今はそこで年収1000万を目標に頑張っておられます。

客観的に見ても目を見開くような変化ですが、ご本人もこの3年を振り返ると「あのときの自分は何かが違った」と変化を強く実感しておられて。住む環境も、出会う人も、物の考え方も変わったこの3年は、良いコーチとの出会いがあったからだと話してくださったときは、泣きそうになりました。
そんな人生の大事な場面に立ち会える、ありがたい仕事です。

なぜそんな大きな変化があったのでしょう?

大事だったのは、セルフイメージをどう持つかというところだと思います。
「自分はこうだから」という思い込みに気付き、取り払うことができだからこそ、新しいことに挑戦して違う自分になれるものです。
だから私たちコーチは、その人のセルフイメージを向上させていくことが大事だと思いますね。

特に重要なのが「観測を変える」ということ。うまくいかないときって、自分の周りや自分自身の不足にばかり目が行ってしまいませんか。
たとえば給料が10万円だったとして、「10万円だけではこれには使えない」「あれはできない」と考えるのではなく「10万円あれば、こういうことができる」に変えていく。お金がない、という思考になっている方に、逆に今自分の元にある物を紙に書いていってもらうと「私ってこんなに持ってるんだ」ってみなさん気付かれます。

そうやって観測が変われば、世界の見え方が変わり、行動が変わり、結果が変わります。もちろん、観測は一度変えてもまた時間が経てば戻ります。
でも筋トレと同じで、戻っちゃっても自分を責めず、また書き出して…を繰り返して、半年もやれば必ず根本的な物の見方が変わってきます。

セッションの良さは、そんな風に、相手の成長や辿っていく道を一緒に見れることだと思っています。新緑が太陽を求めて伸びていくようなエネルギーの美しさには、今でも感動します。
スクールを持つようになってからも無料体験をやっているんですか?とお声かけいただくことがありますが、多くの方に出会いたいですし、セッションが継続にならなかったとしても、その時間相手が良くなればいいと思っています。自分自身も勉強させてもらっているので、現在の体験方法を変えるつもりはありません。

さくらコーチはクライアントの成長を一緒に見れることがやりがいになる、とのこと。

3:心理学とコーチングのこれから

今後の展望やコーチングについて考えておられることを教えてください。

私は普段から、ドラマを見ていても心理学的な分析をしちゃうことがあります。
こういう行動を取るというのはこういう深層心理の表れなんだろうな…なんて。人の深層心理を考えること自体が好きなんだと思います。

コーチングの世界にも、心理療法も扱えるコーチがもっと増えていったらいいなと思っています。
「引き寄せの法則」と言っていますが、心の中の状態はそのまま現実化していくものですから、いくら良いことを願っても心が貧しければ状況は変わりません。
自分はどうせできないのではないかという思い込みを、認知行動療法で取り払っていく、根本的な部分から変えていけるコーチが増えれば良いなと思っています。
コーチングでいくら優先順位をつけていっても、その人の中で「どうせ」という思いがあったら結局一時的には変わってもまた元に戻ってしまいます。根っこの「心」の部分に、これからもアプローチしていきたいですね。

コーチとして、コーチングスクールの校長先生として、自分を変えたいと思う人たちを支えるさくら先生。セッションを「楽しい!」と心からおっしゃる姿に、実際にセッションを受ける方達にとっても頼もしく、温かいパワーを交感しておられる様子が目に浮かぶようでした。

コーチングと心理学、それぞれの魅力と力を熟知しておられるさくら先生だけのオリジナルのセッションで、ぜひ自分自身の内面と向き合う体験に触れてみてください。

さくら あくり
コーチページ:https://coaching-search.jp/manage/co-asakura/