副業か起業か?コーチングで悩みや興味、自分自身を見つめる【入口コーチが伝える】

今回は入口コーチが副業と起業について伝えます。

自分で生み出したサービスがお客様に喜んで頂けるって素晴らしいことです。
そんな起業の醍醐味は忘れてはならないですが、最近では老後2,000万円問題・長時間労働削減・リモートワークの普及と言った世の中の変化が、会社だけに依存しない働き方を助長しているように感じます。

この変化はネガティブなことでしょうか。
いいえ、会社員であっても将来は今の会社以外で稼ぐ方法を真剣に考えなければならない時期が来ており、選択肢が広がっていると捉えるべきだと思います。
起業か副業か、他にも選択肢はあるかもしれませんが、会社以外で稼いでいく為の2つの選択肢について考えてみたいと思います。

副業も起業の一種ですが、ここでの定義は、起業は他の収入源を断った状態での事業立上げ、副業は他にも収入源を確保したままとしたいと思います。

起業か副業か、会社以外で稼いでいくための2つの選択肢

いきなりタイトルの問いに答えられてなく恐縮ですが、私は会社を辞めて起業したことが無いのでどちらが良いかを経験から比較することは出来ません。
ただ、副業という選択肢は今や誰にでも自分自身のビジネスを持てる有効な手段だということは間違いないと思っています。

  1. ローリスク
  2. 本業とのシナジー
  3. 家族からの支持

これらが副業という選択肢が優れていると思うポイントです。

①ローリスク
ローリスクは1番分かりやすいですよね。極端に言えば副業で儲けなくても良いんです。
もちろん儲け0でも良いなんてことは考えて無いですが、事業立上げ間もない期間は特に安定した収入を確保することは難しいです。そんな時、本業の収入は生活的にも精神的にも安定をもたらします。またそれは事業継続に繋がります。

②本業とのシナジー
本業とのシナジーも大いに期待できます。どんな副業を選ぶかにも関わってきますが、本業と全く同じフィールド・ビジネススキームで副業をすることは考え難いので、副業によって得られた新たな経験やスキルは本業にも活かせる確率が高いです。

特に会社員であれば、自分で1から事業を立上げることはしてこなかったと思うので、それだけでも十分な経験です。
またリスクが少ない為、どんな副業にも何度もチャレンジ出来るのも良い点です。スキル習得に重きを置いた副業、なんてのもアリなのかもしれませんね。

③家族からの支持
個人的にはこれが1番大きいと考えています。①や②にも関連しますが、会社を辞めて起業しようとする人に対して家族が反対をするケースはそれなりにあるように思います。

一方、副業についてはどうでしょう?多くの家族が好意的に捉えて応援してくれるのではないでしょうか。家族にとっても今の収入にプラスαがあることは嬉しいことですし、そういった前向きなチャレンジの姿勢は家族にも好影響を与えるかもしれません。

日本政策金融公庫が実施した、起業に関心を持つ人がまだ起業しない理由(複数回答可)を見ると、家族からの反対はたった3.7%ですが、これはおそらく、実際に起業の意思を家族に表明した人に限られます。起業に関心を持つ人は、起業の成功確率や失敗リスクを鑑みて、自分だけでなく家族にも配慮しているはずです。チャレンジ自体を現実的に考えていない潜在的な希望者は少なくないと思っています。

副業は家族からの支持が得られやすいメリットがあります

しかし、副業が劣っている点もあると思います。副業という選択肢は起業よりも本人の使える時間または注力度という面でも限られており、業種の選択肢が狭まる、または成功確率が低くなるということも考えられます。

小規模企業白書によると、日本における起業後の5年生存率は81%です。数字の捉え方は人それぞれですが、意外と高いと感じられる方も多いのではないでしょうか。
この限られたデータだけで結論付けることは出来ませんが、起業という選択肢もけして悪くなく、リスクを恐れすぎるのも良くないのかもしれません。
副業と考えると、リスクを考慮する必要性は更に減るでしょう。副業は起業に踏切るまでに至らない人にとってのワンクッションと考えるのも良いかも知れませんね。

このブログを読んで下さっている方の中には、まだ会社が副業を許していないという方も居られるかもしれません。しかしそれも時間の問題です。実は私も会社が副業を許可するのを、先に準備を整えて待っていた立場でした。

人生100年時代、会社で得られる給与や経験、スキルだけでは豊かな生活が望めない世の中に突入しているのは、多くの方がお気付きの通りです。その変化に不満を言うのは自由ですが、環境変化に順応出来ない生物は淘汰されるという自然の摂理にもけして目を背けてはいけないと思っています。

会社勤めをしながらの副業に興味がある方、定年退職後の生活に不安を感じている方に、私のコーチングが少しでも役に立てればと考えております。
このご時世、副業開始に手遅れなんてことはありませんし、逆に準備が早過ぎるなんてこともありません。来るべき時に備えて今から準備をしておくのは如何ですか。

この記事を書いたのは

入口和生コーチ

副業を始めたいけれど会社との両立に自信が無い、そもそも副業を始められるような資格も特技も無い、と考えておられる方、副業はアイディアと行動力でどんな方でも始められるので心配無用です。
また副業で得られる経験やスキルは会社員では得られないものも多く、きっと本業にも良い影響が出ますよ。
あなたにしか出来ない副業ビジネスを一緒に考え、新しい世界に旅立ちましょう。