誰よりも真摯に、「あなたが主役の舞台」を応援するコーチング【浅原佳子コーチ インタビュー】

美容師として「美しさを引き出すこと」に向き合ってきた浅原コーチが、その研鑽の先にたどり着いたのは「内面の美しさ」。それは自分の可能性を信じて、自分の良さに気付いて、自分の弱さを認められるしなやかでたくましい心の美しさです。日々を送る中で自信をなくしてふと立ち止まってしまうとき、それでも自分自身の人生は決して止まってはくれません。そんなあなたの人生・あなたの舞台を、誰よりも本気で良いゴールへと辿りつけるよう考え抜いて寄り添ってくれる温かさが浅原コーチの何よりの魅力です。
「コーチってなんだか特別で、何でもわかっている人なの?」そんな心の距離が遠いイメージを変える、あなたと同じ等身大の人間が一緒に悩みながら人生の大舞台に向き合ってくれる、素敵なセッションの時間が垣間見えるインタビューとなりました。

浅原佳子コーチに独自のコーチングについてインタビューしました。

1:「コーチング」の本質に気付く

本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、浅原コーチがコ―チになったきっかけを教えてください。

自分の容姿へのコンプレックスを改善したいというのが始まりです。
もともと美容師をしていたのですが、自分自身の見た目にコンプレックスがあり、綺麗になりたい、可愛くなりたいという思いが常にありました。同じように、来店してくださるお客様の素敵な部分も引き出してあげたいと思い、髪やお肌の悩みを解決してきました。美容師の仕事を通じて、外見の変化によってお客様が笑顔になる瞬間を見るのはとても嬉しかったですね。

でも、ある時気づいたんです。美容だけではその人を幸せにするには限界があるのではないか、と。たとえば、見た目を変えることで一時的に自信を持てたとしても、それが根本的な解決になっているわけではないケースも少なくありませんでした。特に、「どうしても自分のことを好きになれない」という内面的な悩みを抱えている方には、美容だけでなく、もっと別の方法でもサポートできるのではないかと思ったのです。

その意識の変化は、美容師として活動する中で自然に芽生えたのですか。

はい、自然に感じるようになりました。それと同時に、私自身が成長したいという思いもありました。美容を追求する中で、外見だけでなく感情のコントロールが重要だと感じるようになったのです。
当時の私は、すぐイライラしたり、感情の起伏が激しかったりする部分がありました。それこそ周りに当たってしまって、「またやっちゃった」って落ち込むようなタイプでした。そういう部分を改善するには、見た目を磨くだけでは足りず、結局自分の内面と向き合うしかないと実感しました。
そこから、自分のためにもお客様や今後のためにも、コーチングというものを学んでみようと考えたのです。

コーチングを学び始めた当初は、実は楽しくなかったとうかがいました。その後の変化もあわせて、当時の心情について教えてください。

最初は、そんな風にネガティブな気持ちから始まりました。「(今が良くないから)もっと良くなりたい」「この苦しい状況をなんとかしたい」というところからコーチングや心理学を学び始めました。好きだからではなく、なんとかしたいからやる、というような姿勢ですね。当初は、資格取得のための勉強という感覚が強く、正直なところ「何とかしなきゃ」という焦りが大きかったです。だから勉強していても楽しいと思うわけもなく、よくわからないままに進めていました。
そこから半年ほど経ち、資格試験の準備を本格的に始めた時に、自分がコーチングの本質を全然理解していないことに気づきました。

壁にぶつかったわけですね。どのような本質でしょうか。

おっしゃる通り壁にぶつかり、今一度ちゃんと調べたところ、私はコーチングを勘違いしていたのだとわかりました。当時は「自分がアドバイスしてお悩みを解決してあげなければならない」と思い込んでいて、コンサルティング的なアプローチをしていたのです。
しかしそうではなく、クライアントの中に答えがあることを信じて、それを引き出すのがコーチの役割なんだと学びました。自分が100%頑張って何かを伝えるのではなく、引き出す役割なのだから、主役はあくまでクライアントさんだと気づくことできました。そこで初めて、コーチングに対して楽しそう!という感覚が芽生えました。
最初は義務感で勉強していたコーチングが、徐々に「これは面白い」と感じられるようになったのは大きな転機でした。

「クライアントが主役で、自分はサポート役」というスタンスがご自身に向いていたということでしょうか。

それまで自分が何とかしなきゃと思い詰めていたので、負担も大きかったです。でも「コーチはあくまで影のサポート役」という考え方を学んでからは、自分らしく働けると感じるようになりました。私はもともと目立つのが苦手で、1対1で寄り添うほうが得意でした。その中でも「クライアントのあなたが主役で、あなたの舞台なんですよ」とうメッセージのもと一緒にサポートするというコーチングのスタイルが、自分に合っていると思います。私が頑張るだけでは意味がなくて、協力してやっていかないとゴールにたどり着かないというところは、むしろ魅力だとも思いました。

インタビューの様子。終始笑顔で、セッションの際も和やかな雰囲気を作ってくれるとクライアントから好評です。

2:深く心を通わせるセッションのやりがいとは

浅原コーチのクライアントには、どのようなテーマを持つ方が多いですか。

自己愛や自己肯定感をテーマにされる方が多いですね。仕事や人生など切り口はそれぞれですが、「自分のことが好きになれない」「自分を大切にできない」と感じている方からのご相談が中心です。他にも、自分の目標や夢に対してどう向き合うか悩んでいる方、日々のストレスをどう管理すればいいか困っている方も多いです。

印象に残っているクライアントとのエピソードを教えてください。

成長意欲が高いクライアントさんとのセッションは特に印象的です。私が伝えた以上のことをやってきてくださって、たとえば、「手紙を書いて大切な人に渡してみた」という行動を報告してくださった方がいました。そのお話を聞いたとき、この方は確実に前進しているなと感じて、私自身も嬉しくなりました。きっとそんな風に変化していく自分を、クライアントさんも楽しんでくれているとも思います。
クライアントさんが自分の力で変化していく姿を見られるのは、コーチングの醍醐味ですね。

セッションの頻度や形式についても教えてください。

多くのクライアントさんは月2回のペースでセッションを受けています。それ以上間隔が空くとモチベーションが下がりやすい傾向があります。逆に、それ以上頻繁に詰めすぎると依存関係になる可能性もあると考えているので、このくらいのペースが適切ですね。遠方の方も多いのでオンラインでのセッションが主ですが、オンラインでも対面でも、クライアントさんが変化する度合いに大きな違いは感じません。

コーチとして活動する中でのやりがいを教えてください。

ここまでもお話ししましたが、人生の深い部分に関わらせていただけることです。美容師時代ももちろんお客様の生活に関わらせてもらっていたわけですが、同じ1時間2時間でも、雑談で過ごす時間と、密接に人生に関わる話をする時間とでは、濃密度が全く違います。それだけ濃い時間を過ごせば、自ずと深い繋がりや絆も生まれます。友達にも気軽に話せる内容ではないような話を、腹を割ってお互いにするわけですから。相手が人生を良くして幸せになっていくところを目の当たりにすると、この仕事をしていて良かった、役に立てて嬉しいと強く感じます。

では逆に、苦労することや課題はありますか。

苦労もたくさんあります。ですが、やりがいや充実感で乗り越えられていますね。
課題については、日々が学びで、反省だなと思っています。たとえば、初回のセッションでは、クライアントさんの本当のニーズを引き出すのが難しいと感じることがあります。セッション後は必ず振り返りを行い、「どうすればもっと良い質問ができたか」「どんなアプローチが適切だったか」を考えています。失敗したと感じたセッションも、学びとして次に活かすようにしています。
ノートに書き出して、お風呂に入っているときも思い出して1日中振り返りをしていますね。そうすると、セッション中は気付かなかった、後から思うことがたくさん出てきます。それを忘れないように記録しています。様々な方がいらっしゃいますし、実際話してみないとわからないことも多いです。
逆に、お互いにうまくはまったなという手応えがあるときは私もいい日だったなと振り返りますしクライアントさんの反応も良いです。そういうセッションをひとつでも多く増やしていくために、日々振り返りは欠かせないと思っています。

ありがとうございます。セッションを離れた後のコーチ側の思考というのは、中々クライアント側からは見られない面だと思いますので、お話しいただけて良かったです。

そうですよね。コーチ側もいろいろ考えているということが伝われば、より安心してもらえるでしょうか。体験のセッションであっても、出会えてよかったなと思っていただきたいですし、どうしても伝えきれないことがあったなと感じる時は、終わった後にメールでお伝えさせていただくようなこともあります。お悩み内容から想定して予習復習もしていますが、それでも足りないですね。

インタビューの様子。クライアントとの向き合い方をお話されてるときは特に真剣な面持ち。

3:幸せへと続く階段を、一歩ずつのぼる

コーチとして活躍されながらも向上心溢れる浅原コーチですが、スキルを磨くために、どのような努力をされていますか。

これまで複数のスクールで学んできましたが、それぞれ異なる内容だったので、ノートを見直したり、自分自身に悩みが出てきたときにセルフセッションを行ったりして、学びを整理しています。質問の順番や言葉の選び方ひとつで心の開きやすさや話の展開のしやすさは全くかわってくると思っているので、それらも試行錯誤して、より良いセッションを目指しています。他のコーチも、わざわざは言わなくてもそういった努力はされていると思います。

自身はコーチをつけておられるのでしょうか。

私はあまりセッションを受けることはありません。スクール時代に相互でレッスンとして実施したことはたくさんありますが、継続的に受け続けているコーチングというのはありませんね。自分の中で考えて昇華していっています。
美容師時代も、練習してすぐ切れるようになったわけではありません。その他の仕事でもスポーツでも、なんだって練習や復習って大切じゃないですか。特にコーチにとっては何より大事だと思います。「失敗した、だめだ」ではなく、そこからどうやってステップアップしていくのか、という思考ができないと、多分また同じ失敗を繰り返してしまいます。コーチ自身がそういった思考をできずに、クライアントさんに向上心や自信を持ってもらえる声かけができるとも思いません。

お仕事から離れますが、趣味や日常的な活動で取り組んでおられることはありますか。

1年半ほどボイストレーニングを受けています。歌が苦手だったので克服したいと思ったのがきっかけです。この経験が、声の出し方やトーンの整え方に役立っていて、歌だけではなく日常の会話やオンラインセッションでも良い影響を与えていると感じます。
子供の頃から、ずっと聞き取りにくい声だと言われていたのですが、音の大きさやトーンを意識できるようになり、今では「声が真っすぐ伝わってきます」なんて嬉しいメッセージをいただくこともあります。自分ではまだ大きな成長を実感しているわけではありませんが、周りの方からそう言ってもらえるということは、続けてきた成果が出始めているのかもしれませんね。

最後に、コーチングを受けようと思っている方にメッセージをお願いします。

私は健やかに生きる上では「自分との関係」が何より大事だと思っています。自分をもっと大切にして、愛してほしいです。私自身まだまだ未熟ですしできないこともたくさんありますが、そういう足りない部分を卑下することが増えると、それだけで活力がなくなってしまいます。自分をマイナスに捉えるのをやめるだけでもすごく楽になると思います。
自分のことを枠にはめて定義してこようとする周りの言葉や、世の中が正解だとするものを求めすぎたり振り回されたりせず、自分の軸を持って生きていくことが大切だと思います。自分の中の正解や大切にしたいものを大事にすることで、本当の幸せが手に入ると信じています。
私のコーチングを通じて、自分らしい人生を見つけてもらえたら嬉しいです。

終始、クライアントのことを思って話をされていることが伝わる浅原コーチの温かい雰囲気と言葉選びは、同時に心の底からコーチングという仕事の楽しさとやりがいを感じておられることが伝わってきました。気持ちを楽にするカウンセリングだけでもなく、上にひきあげるコーチングだけではなく、今どの場所に立っている人も優しく手を引いて理想の場所まで一緒に歩いて行ってくれる、そんな浅原コーチとのセッションにぜひ触れてみてください。

この記事のコーチ

浅原 佳子コーチ

カウンセリング✕コーチングのW仕様のセッションで本当の自分を取り戻して、本当の自分として生きる未来を創ります。
本当の自分を取り戻してほしい人生を手に入れよう!!今の自分に満足していないあなたへ。