人材定着に悩む企業必見!人材が定着しない企業の共通点と定着率UPの施策を紹介
「優秀な人材を採用してもすぐに辞めてしまう…」「人材育成に時間とお金をかけても定着率が上がらない…」と悩んでいませんか。
この記事ではそんな経営者様に向けて、人材が定着しない企業の共通点や人材を定着させるための施策を紹介します。
人材の重要性がますます高まっている今の時代、人材を確保し社員が定着させる仕組み作りは企業にとって財務と同じくらい喫緊の課題です。優秀な人材に長く働いてもらえる組織となるための参考にしてください。
人材が定着しないと悩んでいる企業の共通点3選
- トップダウン型の企業
- 部下とのコミュニケーションが不足している企業
- コミュニケーションを一部の社員に任せきりにしている企業
若手社員や優秀な人材は、向上心が高く好奇心が強い傾向があります。
しかし企業の風土によっては、社員に「ここではやりたいことができない…」と思わせてしまったり、自分の意見を言えず居心地の悪さを感じさせてしまったりすることもあります。結果、成長が期待できる優秀な社員を離職に追い込んでしまうこともあるでしょう。
ここでは、さまざまな企業の人材定着をサポートしてきた経験をもとに、人材が定着しにくい企業の共通点をお伝えします。
トップダウン型の企業
上司が部下に指示を出し、部下が指示に従って動くというトップダウン型の企業には、人材が定着しにくい傾向がみられます。
上司が部下の意見に耳を貸さず指示を与えるだけになっていると、部下が「仕事を押し付けられた」と感じてしまい、仕事にやりがいを感じられなくなってしまうことがあります。部下の仕事への意欲を削いでしまうリスクがあるのです。
やる気のある優秀な人材ほど、自分の意見をもっているものです。その意見を言わせない雰囲気や言っても無駄と感じさせてしまう企業風土があると、社員は「この会社ではやりたいことができない…」と思い離職してしまうでしょう。
部下とのコミュニケーションが不足している企業
上司が部下のことを気にかける余裕がなく、部下とのコミュニケーションが不足している企業も、人材が定着しにくいようです。
コミュニケーションが不足している組織では、上司と部下との信頼関係がうまく築けず、お互いに不満がたまってしまうこともあるでしょう。
なんでも相談できるような信頼関係を築くには時間がかかります。またやり方を間違えると、部下を不快にさせてしまったりハラスメントにつながったりするなど逆効果になることもあるため、上司には適切なコミュニケーションが求められています。
コミュニケーションを一部の社員に任せきりにしている企業
社員間のコミュニケーションを一部の社員に任せきりにしている企業も、人材が定着しにくいと考えます。コミュニケーションが得意な社員がいると、企業側が対策を講じなくても組織がうまく機能するため、問題意識を感じていないケースも少なくありません。
しかし一部の社員に任せきりになっていると、その社員が退職したとたんに組織内のコミュニケーションがうまくいかなくなってしまい、急に雰囲気が悪くなったり離職者が増えたりする場合があります。
組織内のコミュニケーションを一部の社員に任せきりになっていないかは、企業としてチェックすべきでしょう。
人材が定着する組織に必要なのは「双方向のコミュニケーション」
人材が定着する組織になるには、上司と部下が双方向のコミュニケーションをとれる仕組み作りが必要です。
双方向のコミュニケーションは信頼関係のベースになります。上司と部下との信頼関係があれば、部下が「この会社にいていいんだ!」という心理的安全を確保でき、組織の一員としての自信をもてるようになります。また、部下がミスをしたり悩みを感じたりした際にも上司に相談しやすくなるため、ひとりで抱え込んで離職に追い込まれるといったことも防げるでしょう。
企業としては、定期的に上司と部下との面談の場を設定したり、あいさつや声掛けが活発な風土を構築したりすることが必要です。
とはいえ実際には、「部下とのコミュニケーションが重要であることはわかっている」という上司の方も多くいらっしゃいます。しかし、上司・部下それぞれの性格や部下との年代差などが影響し、「コミュニケーションの重要性はわかっているけれど、どのように部下と関わったらよいのかわからない」と感じている人も少なくありません。企業の経営者は、上司層が何を必要としているのかを把握し、適切なサポートをすることが重要です。
コーチングサーチがこれまでご支援したケースの中には、日々の声掛けで信頼関係を築き、コーチングのベースを作った事例があります。
こちらのページでは、限られた時間の中で効果が期待できる部下育成の方法として「コーチング」を導入された事例を紹介しています。あわせてご覧ください。
人材が定着しないと悩む企業がまずすべきこと
- 退職する人にその理由を聞く
- 社員にアンケートや満足度調査をおこなう
- 組織の仕組みや企業風土を見直す
退職する人にその理由を聞けたら、もっとも役に立つ回答を得られると思いますが、実際には退職する人が本音を伝えてくれるケースは少ないかもしれません。
そこで役立つのが、社員へのアンケートや満足度調査です。経営陣や上司層が把握しにくい現場社員の生の声を知るための貴重なものなので、積極的に取り入れてみてください。
その後、アンケートや満足度調査をもとに、組織の仕組みや企業風土を見直し改善点を検討していくことになります。その際、より多くの意見が寄せられた部分や企業として対応しやすい部分から改善していくと、効果が見えやすいです。
中には「アンケートや満足度調査に寄せられた声には、すべて対応しなくてはならない?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。もちろん企業として対応できること・できないことがあると思いますので、できることから着手してみてください。
アンケートや満足度調査は、魅力的な企業になるための改善ポイントを考えるきっかけとしてもおすすめです。そもそも人材を確保するには、企業の魅力を感じてもらい、求職者に選んでもらうことが必要になります。また、社員目線で魅力的だと思える企業になれると、従業員エンゲージメント向上につながり、離職率の低下も期待できるようになります。
人材確保・人材定着の観点から、アンケートや満足度調査は非常に効果的な対策です。1年に1回といったように定期的に実施し、社員や組織の変化を確認しましょう。
コーチングサーチにご依頼される企業様の中には、アンケートや満足度調査の結果をもとにご相談されるケースも多くあります。調査をしたものの具体的な改善方法がわからないという企業様は、ぜひコーチングサーチにご相談ください。
人材を定着させるために組織内のコミュニケーションを見直そう
人材が定着しないと悩んでいる企業様は、組織内で双方向のコミュニケーションがとれているか確認してみてください。アンケートや満足度調査も積極的に活用し、自社の課題がどこにあるのかを把握しましょう。
コーチングサーチでは人材が定着しないとお悩みの企業様のご支援をしております。企業の状況に応じて企業研修や1on1コーチングなどをご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
この記事を書いたのは
コーチングサーチ
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