【事例あり】コーチングで組織改革できる!その理由やポイント、注意点を解説

コーチングを活用すれば組織改革が可能です。この記事では、「コーチングで組織改革できるのか?」をテーマに、コーチングサーチが今までご支援させていただいた経験に基づく見解をお伝えします。

コーチングサーチには、さまざまなスクール出身のコーチが在籍しており、社員一人ひとりが自分に合うコーチと出会える機会を多くご提供しております。「組織をより良いものに変えていきたい」とお考えの方は、フォームよりお気軽にお問合せください。

組織改革をしたい企業がコーチングを取り入れている理由

組織改革をしたい企業がコーチングを取り入れている理由は?

これまでコーチングサーチがご支援させていただいた中には、「コーチングを通して組織改革をしたい」という熱意をお持ちの企業様もいらっしゃいます。その多くが、「社員の自主性やモチベーションを向上させたい」「リーダー・管理職に部下を育成してほしい」「チームビルディングによって組織力を高めたい」といった強い考えをお持ちです。

企業が利益を出し、長く存続するために必要なものは何でしょうか?
多くのものが考えられますが、中でも社員の自主性や積極性は欠かせません。上司に言われたからやるのではなく、自分で考えて動ける社員が増えると、さまざまなアイデアが生まれたり生産性が向上したりといったプラスの効果が望めます。

部下をそのような人材に育てるのはリーダーや管理職です。リーダーや管理職が正しい方法で部下を育成できれば人材の能力を活かしやすくなり、組織内に好循環が生まれます。

また、社員が定着しないと悩んでいる場合も、社員が働く意義を感じられていなかったり上司が部下を正しく評価できていなかったりなど、人材に関する課題が根底にあるケースが散見されます。

自社にコーチングを取り入れようと思われるきっかけはさまざまです。しかし課題を深堀していくと、「人材を正しく活用したい」「人材の能力を最大限に活かしたい」ということに集約されます。この人材に関するお悩みは、コーチングがもっとも得意とする分野です。

「人材の能力を伸ばすことが組織の成長につながる」と理解している多くの経営者様が、自社にコーチングを取り入れているのです。

組織改革をしたい場合、誰がコーチングを受けるべき?

コーチングを受ける社員のイメージ画像

どんな企業であれ、責任のある立場や決断する立場の人はコーチングを受けることをおすすめします。

企業は複数の立場が絡み合って利益を追求している組織です。個々の社員ががんばっていても、その歯車がうまくかみ合わないと成果としてはあらわれません。組織の歯車を円滑に回す役割を担っているのが、責任のある立場や決断する立場にあるリーダーや管理職の社員たちです。

リーダーや管理職は、客観的に自分自身を振り返る「内省」する時間を定期的に作ることで、自分自身と向き合い、今後の自分自身のリーダーの在り方や、業務に対する見直しができるようになり、結果的に生産性が向上します。

同時に、リーダーや管理職を束ねる経営者にもコーチングは必要です。経営者は、答えがない中で組織にとってより良い方法を探っていく必要があります。巷にあふれている成功事例をなぞっても自社にはマッチしません。自社を成長させるには、「自社オリジナルの取扱説明書」が必要です。経営者がコーチングを受けることは、自社オリジナルの取扱説明書を作るための一助になります。

このようにお伝えすると「一般社員にコーチングは必要ない?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。もちろんコーチングは一般社員にもおすすめです。社員の自主性やモチベーションを高めることは企業の成長にもつながりますし、将来的に管理職になり部下を育てる立場になるからです。

とはいえ、コーチングを実施するには費用がかかります。また効果があらわれるにも時間がかかります。組織改革をするには、組織への影響力が大きい層への働きかけを優先的に進めるほうが効果的であるため、一般社員へのコーチングは余裕があればといった認識で良いと考えています。

コーチングサーチでは今までに、さまざまな方に向けた企業研修・セミナーを実施してまいりました。以下のページでは今までに実施した研修テーマを紹介しております。ぜひご覧ください。

コーチングを活用した組織改革に取り組む前に重要な2つのこと

ポイント

組織改革を進めるには、自社の目的や課題に合う方法を導入する必要があります。自社の目的や課題に合う方法はどのようにすればわかるのでしょうか。

ここでは、コーチングを活用した組織改革に取り組む前に重要なことを紹介します。コーチングサーチが普段どのようにご提案しているのかについてもお伝えしますので、参考にしてみてください。

組織改革の目的・現在の課題を明確にする

組織改革をするには、組織の何を変えたいのか、何が課題なのかを明らかにすることが大切です。組織改革の目的や現在の課題があいまいなまま行動を起こしても、思うような効果を感じられず、残念な結果に終わってしまいかねません。

とはいえ、最初から組織改革の目的や現在の課題を適切に把握できている経営者は、ほんの一握りといった印象です。適切に把握できていないのであれば、外部に依頼し、客観的に分析してもらうことをおすすめします。

コーチングサーチでも、基本的にヒアリングから始めます。場合によっては、現場の社員にヒアリングしたりアンケートをとったりすることも必要です。その後、得られた情報を基にさまざまな角度から課題を分析し、企業研修や1on1 コーチングなどご依頼主の組織にマッチする方法をご提案します。

組織改革のスタートは、自社における真の課題を把握し、目的を達成するための適切な方法を知ることなのです。

どの方法を実行すべきか総合的に判断する

次にどの方法を自社に取り入れるか検討します。自社の中で優先度の高いものから着手すると効果を感じやすいです。

コーチングサーチにご相談いただいた企業様には、1on1 コーチングをご提案することが多くなっています。1on1 コーチングはコーチと受講者が1対1で進めるため、一人ひとりに合わせてコーチングを実施することが可能です。多くの社員を対象とする企業研修に比べ、効果があらわれやすいという特徴があります。

一方で、費用がかかってしまうというデメリットもあります。また、1on1 コーチングは指導者が答えを教えるものではなく、コーチのサポートによって自分の中にある答えに気づくものであるため、効果を得るには時間がかかります

自社を今後どのように成長させたいのか、人材育成にどの程度予算をかけられるのかなどを総合的に判断し、実行する方法を検討してみてください。コーチングサーチでは企業様のご予算も踏まえてご提案いたします。こちらからお気軽にご相談ください。

人材を活用して組織力を向上させたいとお考えなら「チームビルディング研修」もおすすめです。貴社のお悩みに沿ったオリジナルの研修をご用意いたします。
チームビルディング研修についてはこちらからご確認ください。

1on1 コーチングと企業研修の違いを理解できていますか?
以下の記事では1on1 コーチングと企業研修の違いや、それぞれに向いている企業の特徴などをまとめています。あわせてご確認ください。

コーチングを活用して組織改革に取り組んでいる事例2選

オフィスのイメージ画像

ここまで一般的なお話をしてきましたが、コーチングでどのように組織を改善できるのか、具体的な変化が気になる方もいるのではないでしょうか。

ここからはコーチングサーチでご支援している企業様の中から、コーチングによって組織が良い方向に進み始めている事例を2つ紹介します。

【事例1】1on1 コーチングの継続により組織の改善を実感!

こちらの企業様には、「社員一人ひとりが自分の頭で考えて行動できるようになってほしい」という強い思いがあり、リーダー層の社員を対象に定期的な1on1 コーチングを実施することになりました。

1on1 コーチングの導入が決まった当初、反発する社員も多く見られました。その都度コーチングを実施する目的を丁寧に伝えたり、定期的に振り返りを行ったりすることで、抵抗していた社員たちがコーチングによる効果を実感できるようになりました。4年目になった現在では、当初は抵抗していた社員を含め、すべての社員の満足度が非常に高くなっています。

1on1 コーチングを継続してきたことで、「感情のコントロールができるようになった」「物事をより客観的に捉えられるようになった」といった自分自身の変化に加え、「部下の意欲を高められるようになった」「管理者の立場としての考え方を整理し、問題点の優先順位を明確につけられるようになった」といった組織の中での変化を感じている方も多くいらっしゃいます。

リーダー層の意識が変わることで、一緒に働く部下にも良い影響を与えることができ、結果として組織全体に自主性や積極性が生まれているようです。

【事例2】コーチングの枠を超えた多角的なご提案で組織改革を遂行!

こちらの企業様からは当初、「組織としてうまくいっていない」という漠然としたご相談をいただきました。ヒアリングの結果、さまざまな課題が絡み合い、複雑化していることが明らかになりました。

まずは課題をひとつずつ明確にすることからスタート。コーチングという枠を超えたご提案も数多くいたしました。コーチングサーチで対応しきれない制度や組織運営などに関する課題に関しては専門家をご紹介し、人材に関する課題に関してはコーチングのご提供で組織改革をサポートさせていただきました。

いろいろな角度から改革を進めた結果、組織の体質や風土は大きく改善され、「組織全体の歯車がうまくかみ合うようになってきた」「チームビルディングを順調に進められている」とのお声をいただいております。人材をうまく活用できるようになったことでまとまりが生まれ、組織としても大きく成長されています。

コーチングを活用して組織改革に取り組もう

改革・変化のイメージ

現在抱えている課題を掘り下げると、多くの場合、人材に関する悩みが根底にあります。人材の悩みを解決できれば、組織の歯車がうまくかみ合うようになり、結果的に組織改革につながるケースもよくあります。人材のお悩みに高い効果が期待できるコーチングを活用して、組織をより良いものへと導いてください。

「組織がうまくまとまらない」「もっと組織として成長したい」といったお悩みを感じている経営者様は、コーチングサーチにご相談ください。徹底したヒアリングと幅広いご提案で、課題解決や目標達成に向けたご支援をいたします。

この記事を書いたのは

コーチングサーチ

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