コーチングとは何をするもの?― 私が大切にしている三つのこと【山本知子コーチ】

コーチングとは、対話を通して思考を整理し、自分の答えを見つけていくプロセスです。

「コーチングって、結局何をするんですか?」

初めてお会いする方から、
そんなふうに聞かれることがあります。
答えをもらう場所なのか。
背中を押される場なのか。

今日は、
私がコーチとして対話の場で大切にしている
三つのことをお話しします。

山本コーチがコーチングの疑問に回答します。

一つ目は、その方の可能性を信じること

人は、自分の力に疑問を感じると、心が少し固くなります。
けれども、誰かが自分の可能性を信じてくれていると
思考は少しずつひらいていきます。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で知られる
俳優マイケル・J・フォックスは、
若いころハリウッドに挑戦したとき、
周囲の多くの人は成功するとは思っていなかったそうです。

そして実は、
本人もまだ自分の成功を信じ切れていたわけではなかった。

そんな中で、祖母だけは
「この子はきっと成功する」
と言い続けてくれていた。

彼は後に、こう語っています。
「自分でもまだ確信していない可能性でも、誰かが信じてくれることで人は前に進める」

私は、この姿勢をコーチとしての土台にしています。
答えを与えるのではなく、
その人の中にある力を信じて関わること。

マイケルの祖母がそうだったように、
私も心からあなたの可能性を信じて向き合います。

二つ目は、答えはその人の中にあるという前提に立つこと

誰かと話しているとき、
相手が「こうしたほうがいいのにな」と思いながら聴いていると、
その空気は思っている以上に伝わります。

すると人は、無意識に相手に合わせた答えを選び、
本音とは少し違う言葉を口にしてしまうことがあります。

コーチングでも、同じことが起こり得ます。

コーチとして私は、
自分の経験や意見をいったん横に置き、
相手の内側から出てくる言葉に丁寧に耳を傾けることを
心がけています。

そうして安心して言葉にしていくうちに、
思考が少しずつ整理され、
自分の本当の気持ちに気づき始めます。

コーチングを受けて思考が少しずつ整理され、
自分の本当の気持ちに気づき始める様子

三つ目は、コーチはパートナーであるということ

コーチは、導く人でも評価する人でもありません。

迷っているときや考えを整理したいとき、
隣で同じ目線で話を聴きながら
一緒に考えていく存在です。

コーチングは、
何かを急いで決める時間ではありません。

言葉にしていく中で、
「自分は本当はどうしたいのか」
を少しずつ探っていく時間です。

これまで積み重ねてきた経験も、
感じてきた想いも、
すでにあなたの中にあります。

けれども、忙しい日々の中では、
それをゆっくり言葉にする時間はなかなかありません。

もし今、少し立ち止まって自分の考えを整理してみたいと感じているなら、
その時間をご一緒できたら嬉しく思います。

この記事を書いたのは

山本 知子コーチ

セカンドキャリア、転職、部下との関係、結婚――
迷いが生まれるのは、大切にしているものがあるからです。
あなたの想いを丁寧に言葉にし、
自分で納得できる答えにたどり着けるよう、
安心して考えられる対話を重ねていきます。