売上を増やしたい?売上を減らしたくない?
今年も終わりに近づいているからでしょうか?
売上についての話が最近多い感じがします。
ある社長さんとお話しした時の事です。
(下記、ご本人のご承諾を得て記載しています)
「今年の売り上げはまあまあ何とか良かった。
来年も売り上げが伸びるように増やしたいんだ。
でも来年は保証されていないから色々先を考えると焦っちゃって。
売り上げを減らしたくないんだよね。」
会話の中でこんなことをお話しされました。
ここで一つ気になる文が2か所出てきましたので今回ご紹介します。
・売り上げが伸びるように増やしたいんだ。
・売り上げを減らしたくないんだよね。
もともとは売り上げについての悩みなので、これらは一緒の意味合いですよね。
でも、それぞれの言葉から
どういう行動が考えられるか?
自分がどういう状態でいるのがベストか?
この言葉のイメージするものは?
など、分解してもらうとこういった答えが返ってきました。
『売り上げが伸びるように増やしたいんだ。』
・活動が止まっていない
・常に動いている
・一つの顧客に執着しない
・DMやチラシ、メールや電話営業など、コンスタントに営業活動をしている
・やるべきことをやっている
・コツコツ活動を続けていい時も悪い時もあっても、一喜一憂しない優秀な営業マン
・活動の先に希望が見えている感じ
どんどん湧き上がってくるイメージを話しながら、
自分の行き先に希望が見えてきたと顔を明るくしていました。
ここで、ご本人は気づかれていましたが、
念のため、もう一つの言葉についても分解して頂きました。
出てきた内容はこのようなものでした。
『売り上げを減らしたくない』
・既存客に対してしか営業していない
・既存客に固執していて、しがみついてる感じ
・既存客がなくなってしまうのを恐れている
・既存客のことで頭がいっぱい。
・考えていることが狭すぎ。
暗く、狭まった自分になっていたと、言葉の威力に驚かれていました。
・売り上げが伸びるように増やしたいんだ。
・売り上げを減らしたくないんだよね。
これらはもともと同じ意味なのに、どうして気分まで変えるのしょう?
それは言葉の選択です。
「○○したい」という言葉は肯定的な言葉です。
「○○したくない」という言葉は否定的な言葉です。
肯定的な言葉の方が力づよく、そのものに近づきやすいのです。
逆に、否定的な言葉は。。。
突然ですが、「ピンクの像」を想像しないでください!
つい、想像してしまいませんでしたか?
多くの人が実際に想像してしまうものなのでご安心を(笑)
潜在意識は否定語を理解できません。
否定する前にピンクの像を想像するのです。
つまり、売上が減った自分を想像して、その考えに囚われてしまうのです。
こんなちょっとのことですが、
気持ちが変わるので行動までが変わります。
意識して、「前向きな言葉」「肯定的な言葉」などの
プラス言葉を選択して使ってください。
結果も変わりますよ。