そろそろ勉強やめませんか?

「勉強をやめたんです。」

ある人が私にこう言いました。
部下を何十人も抱える方がどうしたんだろう?
この方の立場とこの時代に逆行した発言にすごく興味が沸きました。

彼は言いました。

「やめると言っても、順序を変えたんです。
今までは、本を月に10冊読むと決めて読んでいました。
セミナーや勉強会にも毎週通っていました。
インプット(入力)に熱心でした。
そこで、なるほど!とか、勉強になった!と思うのですが
私は勉強ばかりしていて、アウトプット(=出力、つまり実行)を
完全にできていないことに気付きました。」

知識はもう十分といっていいほどあります。
だから、今度はアウトプットする事の方に力を入れていきます。
そこで分からないことがあったら、本を読んだり
勉強会に行って知りたい知識を補うという、
勉強の順番に変えることにしたんです。」と。

続けて言いました。
「精力的にビジネスができるのは、
あと10~15年だと思うのです。(その人は50歳)
だから、残り長くてあと15年。
これは勉強している暇なんてないぞと。」
 

向上心の高い日本人は知識が多いけどアウトプットが苦手、とよく聞きます。
本当に驚くほど勉強熱心で
それも大抵の人は真面目にコツコツ続けるから
ちょっとしたことを教えるくらいのレベルにはとうに達しているのです。
でも知識欲を満たして、それで終わっている人が多いのは確か。

また、別の見方もできます。
知識は豊富だと思い込んでていても
いざ実行に移すと全然できない。
やったとしても何度も何度も復習して試行錯誤して、
やっとなんとなくできた程度、でしょう。

今までの知識は机上の空論。
やってみて初めて知識が足りなかったと気づく。
でもそれが質を高めるのです。
つまり、アウトプットすることで、その知識は初めて活かされるのです。

ある人は、社内の部下育成に悩んでいました。
リーダー研修を受けたり、本を読んだり、社外の交流会で
同じ立場の部下育成についてのアドバイスを聞いたり。
呆れるほど毎日毎日勉強三昧でした。
でも、少しも自分ごととして受け止めていなくて
いいと思われることも実行に移してはいませんでした。
相変わらず、社内はどんよりしています。
本人は勉強していることに安心しているのかもしれません。

まずはどんな形でもいいので今まで培ってきたものをアウトプットしてみましょう。
例えば
・語学勉強してきたのであれば海外のセミナーに参加してみる
・自分の得意なものでセミナーを主催してみる
・本やブログを書いてみる
・商品化してみる
・目標設定して実行してみる、などなど

きっとつまづくはずです。
でも、そこで補う知識の方が、はるかにあなたの成長に役立つでしょう。

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