スクール コラム

第3回「承認」とは

承認とは『相手をそのまま受けとめること』

コーチングアカデミーが考える承認とは
『相手をそのまま受けとめること』です。

「私、人間関係がうまくいかないんです・・」と話してきたら
「人間関係がうまくいかないと思っているのですね」と受けとめ、

「やってみたいことがあるんです!」と話してきたら
「やってみたいことがあるのですね」と受けとめ、

「自分の良さって何でしょう」と話してきたら
「自分の良さは何だろうと思っているのですね」
と受けとめることができます。

 

話し手が「今、〇〇と思っている」状態を
「そのまま受けとめる」のが承認です。

念のためですが、24時間365日すべての人を
そのまま受けとめなければいけないわけではありません。

コーチにとって
コーチ自身の心身の安心は一番大切だからです。

そのうえで、悩みやチャレンジしたいことや
生きがいについて話したい人がいる時には、

話し手が聞き手に対して「この人には何を話しても大丈夫」
と思えたらいいですよね。

あなたが相手の気持ちをより理解したい時、
相手の力になりたいとき、
大切な人の人生の味方でいたい時に、

一番の基盤になるもの、それが「承認」です。

なぜ「そのまま受けとめる」ことが大切か

人にとって一番の原動力は、
「今の自分を肯定できること」だからです。

今の自分を否定して生まれる原動力は強力ですが
他人のことも否定する副作用があります。

コーチが「そのまま受けとめる」ことで
話し手やクライアントは

「あー、今自分は悩んでるんだなぁ」

「お、自分は今やる気が湧いているみたい」

「おー、どうやら今自分を見失ってるようだ」

と思うことができて、話し手自身の中に
足元がしっかりする感覚が生まれます。

今のご自身を肯定すると
話し手が話し手自身の味方になり、
ご自身の中に安心感が生まれ、
ご自身との間に信頼関係が生まれるからです。

「ダメな自分を肯定したら自分がダメになる」
と思う人には、
「自分のことをダメだと思っている自分がいるんだなぁ」
という見方もあることを伝えるだけでも進みやすくなります。

「受けとめる」と「受け入れる」の違い

「受けとめる」は「あなたはそう思っているんですね」
「受け入れる」は「私もそう思います」
の違いです。

日常会話だったらやや冷たく感じられるやりとりですが、
「人生の味方になる」という前提
( http://coaching-search.jp/manage/sc-coachingacademy/blog/52.html )
の場では、一人ひとりが人生の主人公として
自分の人生に責任を持てるように自立をうながす関わりが
生まれます。

何を「受けとめる」ことができるか

例えば私(橋本)は、20歳から30歳の間
「どうせ人は死ぬのだから自分なんかいつ死んでも同じ」と
思っていました。

そう思っていることが息苦しく、無力感を感じて
とても嫌だったけれど、
人に言ってはいけないとどこかで思っていて
誰にも言わずにいたのです。

そんな時、コミュニケーションについて学ぶ場で
自己開示をする機会がありました。

80歳の女性の先生に向かって
「実は私、
『どうせ人は死ぬのだから自分なんかいつ死んでも同じ』
って思って生きています」と話しました。

「そんなこと思ってるんだ」とか
「そんなふうに思わなくても大丈夫だよ」とか
「大丈夫だよ」
と鼻で笑われるような気がして、とても勇気がいることでした。

しかし、先生は一言だけ言ったのです。

「一人でずっと考えていたんだね」

その一言を聞いた瞬間、
長年こらえていた壁が溶けていくのを感じて
涙があふれました。

人生を救って頂いたと思いました。

振り返ると、あの時先生が受けとめてくれたのは
その時の自分と過去の自分、両方だったように思います。

過去まで承認を届けることは
なかなかできることではないけれど、

承認から生まれる安心と勇気と希望の大切さ、
承認を届けられる幅と奥の深さを探求していくことの大切さを
身をもって感じたできごとです。

このように、話を聞く時なら、例えば
言葉
表現
感情
表情
態度 を受けとめることができますし、

話を聞いている時や黙って一緒にいる時、
もしくは会っていない時でも、例えば
行動
考え方
習慣
生き方 を受けとめることができます。

受けとめることが
人の人生が変わるきっかけにもなるのです。

「受けとめた」ことをどう伝えることができるか

フラットに受けとめたら「そう思っているんですね」
ありがたく受けとめたら「ありがたいことですね」

尊敬の気持ちがわいたら「すばらしいですね」
熱く受けとめたら「おお!なるほど!!」

静かに受けとめたら
「私には想像もつかないくらいの思いをされていることと思います」

と伝えることができます。

伝えるスタンスも、

「あなたはすばらしいですね」(youのスタンス)
「私はすばらしいと感じます」(I のスタンス)

と表現の幅があります。

you のスタンスは踏み込んで背中をグッと押す力強さがあり、
I のスタンスは相手を尊重する丁寧さがあります。

上記はごく一部ですが、もし日々に生かせそうなものがあったら
早速生かしてみましょう。

人生の味方になる「承認」

「相手をそのまま受けとめる」ことで
あなたは相手に勇気と希望を届けることができます。

人は常に変化しています。体調も気持ちも考えも。
変化するからこそ、迷いもアイデアも生まれます。

変化の中で、「こういう自分もいてよし」と思わせてくれる人が
一人でもいてくれたら、こんなに心強いことはありません。

ぜひあなたが大切な人に
「承認」を届けられることを願っています。

ご縁に感謝いたします。
あなたにぴったりのコーチングスタイルに出会えますように!

コーチングアカデミー東京校 校長・橋本隆

☆私たちがお伝えしているコーチングのエッセンスを
一目で読める無料メルマガでプレゼントしています。

一日60秒で味方度アップ!【味方の見方・ごーしちご】

メルマガのお問い合わせはこちら

第2回「傾聴」とは

傾聴とは『 相手が大切にしたい思いをそのまま受けとめること 』

少し言葉を加えると、
コーチングアカデミーが考える傾聴とは

①『 この人は何を大切にしたいからこう言うのだろう? 』という視点で、
②『 そう感じているのですね 』『 そう思っているのですね 』という

受けとめ方で話を聴くことです。

けれど、

「人の話をもっと聞いてあげることが必要だ」と知ったからといって、
いきなり気合と根性を入れて人の話を毎日聞き続けたりするのは

危険なのでマネしないでくださいね。

がむしゃらに一生懸命に話を聞こうとすると
自分の心身に良くありません。

あなたが話を聞くことを仕事にするならば、
もしくは仕事の一部にするならば、

先ほどの①と②に加えて、

③人の話を聞けるように自分の心の状態を整えて、
④話を聴く技術を生かして聞くことをお勧めします。

自分の心の状態を整えるとは?

例えば私(橋本)は、10歳から35歳までの間
自分の穏やかな性格が嫌で嫌でしょうがありませんでした。

なぜなら、小中学校の頃は男の子といえば
はきはきした性格の子、笑いをとれる子が人気で
穏やかな性格だとからかわれるばかりだったからです。
35歳になっても引きずっていました。

それでも仕事上で人の面談をする必要があったので
話を聞こうとすると、

相手の話の内容に対して

自分の頭の中で一喜一憂したり、優越感や劣等感を感じたり、
それが顔に出たり、落ち着いて聞いていられないのでした。

今は、自分自身は何を大切にしたいと思っているのかを
繰り返し自分に問いかけて言葉にし、

それを大切にできて喜ぶ自分を「お、喜んでるね」
大切にできなくてへこむ自分を「お、へこんでるね」

とそのまま受けとめるように意識しています。

人に100%はありませんし、
人の思考と感情は常に揺れ動きますから、
その都度意識してやってみています。

それによって、相手の話も落ち着いて聞けるように
なっていくという例の一つを、
自分のケースでご紹介しました。

ここで伝えたいことをまとめると、
上述の③自分の心の状態を整えるとは、

①『何を大切にしたいからこう言うのだろう? 』という視点で、
自分を見つめて答えを探し、

②『 そう感じているんだね 』『 そう思ってるんだね 』という
自分の心の声を受けとめることです。

できそうな部分があったら
ぜひ活用してみてください♪

話を聞く技術を生かすとは?

人には「これが絶対良いんだ」と
思っていることがたくさんあります。

物事は細かく考えるべきだ
物事は俯瞰するべきだ

目的を定めて仕事をすべきだ
目の前の仕事に淡々と取り組むべきだ

夢中になってこそ人生は楽しい
冷静に見られるからこそ人生は楽しい

分類して順序立てる論理思考がいい
バーンといってグッといく感覚思考がいい

人はほめて育てるべき
人は叱って育てるべき

肯定が大事
否定が大事

ポジティブがいい
ネガティブがいい

男性性がいい
女性性がいい

経過が大切
結果が大切
こだわり・直感が大切

話はさらりと聞くのがいい
話は判断しながら聞くのがいい
話は感情に焦点を当てて聴くのがいい

ざっと並べるだけでも、

人が「良い」と思っていることには
相反する組み合わせがこんなにもあります。

実は、、、

すべての人は
これらを100:0 でも 0:100 でもなく
何らかの割合で両方持っています。

ポジティブな人も
ネガティブな人も

ポジティブな側面とネガティブな側面を
両方持ち合わせています。

そして、その割合が
その時の体調や状況や環境によって無意識に
振り子のように揺れ動いています。

より可能性に焦点を当てて聞いていくか
より危険性に焦点を当てて聞いていくか

人が「これが絶対良いんだ」と思っていることは
言い換えると「その人が大切にしたい思い」。

思考と感情の状態が相手に近い方が
相手の話をより聞くことができるとしたら、

相反する組み合わせの両方を生かせるようになることが、
話を聞く技術の一つだというのが私たちの考え方です。

なぜならば、
傾聴とは『 相手が大切にしたい思いをそのまま受けとめること 』
だからです。

相手の『 人生の味方 』になる

日常生活はお互いの大切にしたい思いの
投げ合いになっていることが良くあります。

「サッカー選手になりたーい」という子どもに
「そんなこと言ってないで宿題やりなさい!」と言いたくなる親御さん。

「サッカー選手」はただの思いつきかもしれません。
かっこいいというだけの理由かもしれません。

親御さんが夕飯の準備で大忙しの時に限って
子どもがそんなことを言ってきたりして。

その言葉が生まれる基には欲があります。

『なりたーい』という欲と、
『なりたーい』という話を聞いてもらいたい欲。

年齢に関係なく、
欲は生きるエネルギー源です。

傾聴とは『 相手が大切にしたい思いをそのまま受けとめること 』

大切にしたい思いを受けとめてもらったと感じた瞬間に、
人は自分の欲を満たすだけではなく、
人の役に立つためにもエネルギーを注ぎ始めます。

なぜならば、
話を聞いてもらいたいという欲が満たされるからです。

人への貢献は多くの人が望んでいることです。
そのサポートをできる傾聴は、まさに
相手の方の人生の味方になる大切な道のりなのです。

ぜひ、あなたならではの傾聴のスタイルで
大切な人の人生の味方になっていかれることを願っています。

ご縁に感謝いたします。
あなたにぴったりのコーチングスタイルに出会えますように!

コーチングアカデミー東京校 校長・橋本隆

☆私たちがお伝えしているコーチングのエッセンスを
一目で読める無料メルマガでプレゼントしています。

メルマガのお問い合わせはこちら

第1回「コーチング」とは

コーチングとは「人生の味方になること」

コーチングアカデミーが考えるコーチとは『 人生の味方 』
コーチングとは『 人生の味方になること 』

例えば、子どもが幼稚園に行きたがらないとき

「そんなにイヤなら勝手にしなさい!」と言いたくなります。
「行きたくないんだね。どうしたの?」と聞くこともできます。

部下が指示と違う行動をしているとき

「なんで何回言っても分からないんだ!」と言いたくなります。
「どうしてそうしようと思ったの?」と聞くこともできます。

友人が悩みを打ち明けてきたとき

「そんなの大丈夫大丈夫!私なんかもっと大変だったんだから!」と言いたくなります。
「そうだったんだね。たくさん考えてたんだね。」と伝えることもできます。

後者に共通していることは何でしょう?

味方三原則

先ほどの後者の共通点は3つあります。

①「相手が得たいものを自分も一緒に見ている」

子どもは幼稚園に行きたくないもやもやした気持ちを何とかしたい。

部下は自分なりに役割を果たしたい。

友人は悩んでいた気持ちをわかってほしい。

という思いに一緒に目を向けることで、相手には「そのまま受けとめてくれた」という実感が生まれて、気持ちが落ち着いていきます。

②「相手が未来に大切にしたい思いも大切にしている」

子どもはできることなら友達と遊んで楽しい気持ちを味わいたい。

部下はできることなら仕事をもっとこなして自信を持ちたい。

友人はできることなら悩みに折り合いをつけて晴れやかな気持ちになりたい。

という思いをこちらが大切にすることで、相手には「可能性を信じてくれている」という実感が生まれて、希望が湧いてきます。

時にはこちらから厳しいことを言えるのも、相手が未来に大切にしたい思いも大切にするからこそです。

③「どんなときも、①と②でいる」

だだをこねている時もそうでない時もお母さんが話を聞いてくれた、

仕事が不十分な時もよく出来ている時も上司が気にかけてくれた、

くよくよしている時も元気な時も友達がいつも隣にいてくれた。

と思えることで、相手には「味方がいてくれる」という実感が生まれて、次の一歩を踏み出そうと思える勇気が湧いてきます。

この①~③を『 味方三原則 』と呼び、味方三原則を実践することが『 人生の味方になること 』・コーチングと考えています。敵を作らなくても味方になれる方法です。

コーチングが生かされている場面はコーチングセッションの時間だけでなく、このように日々の生活の中にもあって、人生の味方になることで色々な場所で新たな一歩が生まれています。

身近な人の背中をそっと押して応援している人や、バーン!とハッパをかけている人を『 味方三原則 』の視点から見ることでも、その人から学び、実践できるようになります。ぜひ意識してみてください。あなたの周りにも、お互いの可能性が広がる人間関係が生まれていくことでしょう!

☆ 以下は私たちがコーチングで特に大切にしていることを要約してご紹介しています。
詳しくはパンフレットや無料説明会でお伝えしています。☆

コーチングの成果 = コーチングスキル x コーチングスキルが生きる人間力

相手が味方になってくれたと感じるかどうか、成果が生まれるかどうかはスキル次第でしょうか?実は、スキルが生きるかどうかは、スキルを扱う人の心の状態・人間力に左右されています。

例えば、あなたが横断歩道を渡るとします。車が勢いよく走ってきて目の前で急ブレーキをかけて止まりました。あなたはどんな気持ちになるでしょう?

「危ないなぁ、怖いなぁ」と感じますよね。

では、車がスピードを落としてきて、横断歩道の手前でゆっくり止まったとします。あなたはどんな気持ちになるでしょう?

「うん、安心」と感じますよね。

車を運転するというスキルは、運転者の心がまえ・心の状態によって相手にまったく反対の感情を生み出すということです。これが『 成果 = スキル x 人間力 』です。

私たちは「スキルは高めるもの・人間力は深めるもの。両方大切。」と考えています。木の根のように人間力を深めるほど、葉が茂るようにスキルが高まり、果実のように成果が生まれるからです。

コーチングスキルとは?

お互いの可能性が広がる人間関係を築く知識と技量のこと。質問・傾聴・承認が代表的なスキルと言われています。詳しくは別の機会に。

コーチングスキルが生きる人間力とは?

人間力を深めると清廉潔白な聖人君主になるわけではありません。人が一人ひとり持って生まれた特性がより生きる心の状態を作れるようになります。コーチングアカデミーでは次のように定義しています。

『 人間力とは

①自己イメージ ・②心の筋力 ・③広い視野 の組み合わせである 』

人はこの3 点で振り子のように常に揺れ動いています。振り子の左右は良し悪しではなく誰もが持っている自然な状態で、必要な時に「自分自身で望む状態を作ることができる」ようになることを目指します。

・自分に合った 「自己イメージ」 の作り方

・望む未来を持てる 「心の筋力」 の鍛え方

・大切な人の心に寄り添える 「視野の広さ」 の広げ方

が体系化されカリキュラムになっていることがコーチングアカデミー独自のメソッドで、コーチングスキルが生きる心の状態を確実に深めることができます。

コーチになる2つのステップ

コーチになる道のりは、2つのステップです。

①なりたい自分になる。自分の人生の主人公になる。

②そして、大切な人の人生の味方になる。

なぜならば、自分の人生の主人公になっている割合が少ないと、無意識に人の人生の主人公になってしまうことがあるからです。人に完璧はありませんし、自分も他人も環境も常に変化しているので、①と②を行き来することもあります。その中で「なりたい自分」を言葉にして、なりたい自分に近づくこと・自分の人生の主人公になっていくことがコーチになる道のりです。

ご縁に感謝いたします。あなたにぴったりのコーチングスタイルに出会えますように!

コーチングアカデミー東京校 校長・橋本隆