異文化コミュニケーション

海外で働く友人から、仕事でインド人スタッフと待ち合わせして、
ほぼ毎回30分くらい遅刻してくるという話を聞きました。

そういえば。
昔イギリスに少し住んでいた時、スペイン人とチリ人とブラジル人とで、
皆でビザを食べに行こうと計画を立てたことがありました。

約束の日の朝、どんよりとした天気でした。
しかし、約束したということで待ち合わせ場所に行ったのですが、
誰も来なかったのです。
翌日、「なぜ昨日は来なかったの?」と聞いてみたけれど、
皆同じことを言っていました。

「なぜなら昨日は雨だったから」。。。

一瞬、仲間はずれをされているのかと疑いましたが、そんなことはなく、
とても陽気で優しい人ばかりでした。
その時初めて時間や約束を守ることについての感覚が、
国と国によって価値観と違うんだなと感じました。

その後、読んだ本によると、中東・アフリカ・インド・南米では
30分の遅刻は問題ではなく、
社会情勢の観点から、時間通りに行くことに対して重きを置かず、
状況に対応できる方を重要視していくらしいのです。

そもそも色々手間取るのは当たり前と考える傾向があるので、
30分くらいの遅刻は遅刻ではなく、
「それくらいの遅れはあり得ること」という認識だそう。
つまり、国や地域によって常識は違うということでした。

でも、はたしてこの違いは外国人や別の地域の人との間にのみ
起こることなのでしょうか?

日本人同士でも個々の常識(生活や環境、状況)は違います。
同じ地域だけに関わらず、友人同士、あるいは夫婦や親子の間にでも
ズレが生じることもあります。

しかしだからといって、相手との心の通信を諦めてしまうのではなく、
(自分と相手の常識は違うのだから)まず自分の意見を提示し、
相手の意見を聞きそのズレに妥協点を見出すこと。

それがコミュニケーションなのです。